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トラブル事例とその対処法② いらない不動産を相続

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トラブル事例とその対処法② いらない不動産を相続

親が遺した財産の中に、不要な不動産があって困ってしまうケースは多々あります。
遠方にある不動産の場合は、自分で管理することが難しく、所有しているだけで毎年固定資産税や火災保険などの維持費がかかってしまいます。また、ずっと空き家にして放置しておくと、倒壊や火災などのリスクもあります。誰かが住み付いてしまうかも知れません。
さらに地方の不動産の場合は、売れるかどうかも分かりません。

対処方法・・
できるだけ生前に処分しておきましょう。
なるべく、「居住されている不動産」や「賃貸アパートや駐車場などの収益を得られる不動産」以外は売却した方が良いと思います。
売却が難しいような山林や人気のない別荘地などは、その周囲にお住まいの方に無償で贈与することを考えた方が良いかも知れません。引き取ってくれるだけでありがたいという気持ちで・・。
また、子供が複数いる場合には、遺言書を作成して相続する者を指定しておくことも必要でしょう。そうしないと押し付け合いになりトラブルになることもあります。

著者

稲葉 尚士(いなば たかし)

神奈川県司法書士会所属
登録番号:第1111号
簡易裁判所訴訟代理権
認定番号:第302030号
担当分野:相続業務全般、債務整理

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