司法書士とは?
目次
司法書士とは?
皆さまは、「司法書士」はどのような仕事をしているのか、ご存知でしょうか?
詳しく知らないけど法律に関わる仕事では?
何かの書類作成の代行をしている仕事では?
不動産購入時に手続きをしてくれたような。
借金整理の広告を見たことはあるけど・・。
相続の手続きを代行してくれる人かな・・。
行政書士と何が違うの?
おそらく多くの方が、このようなイメージをお持ちなのではないかと思います。
実は司法書士は、皆さまの生活の様々な場面で関わりがあります。
司法書士の主な業務内容として、下記の業務が挙げられます。
①不動産登記業務・・
マイホームを購入した時に不動産の名義変更(所有権移転登記)をしたり、ローンを組んだ時には抵当権設定登記をしたり、住宅ローンを完済した時には抵当権抹消登記を行なったりします。
その他にも、不動産の贈与を受けた際の名義変更や離婚した際の財産分与の手続きなども司法書士に依頼することができます。
②相続関連業務・・
相続に伴い発生する様々な手続きについて、書類作成や法的なアドバイスなどの業務を行います。
自分の亡き後、相続人間で揉めごとがないようにするために「遺言書」を作成します。
また、相続が発生した後は、遺産をどのように分けるかを話し合い、「遺産分割協議書」を作成したり、借金が多く残されていた場合には、裁判所に「相続放棄申述書」を提出するなどします。
さらに最近では、「家族信託」という分野に取り組む司法書士も増えています。
③成年後見業務・・
ご家族に認知症や障害をお持ちの方など、判断能力が不十分な方がいらっしゃる場合に、財産管理の面で助ける仕事です。
④商業登記業務・・
起業をして会社を設立する場合に、設立の登記手続きをサポートします。また、役員を変更したり、本店を移転したり、支店を設置したり、資本金を増額したり等、事業を営んでいる方々にとっては、様々な場面でお役に立てるのではないかと思います。
⑤借金整理の相談、簡易裁判所での訴訟代理業務
ここまでを読んでいただき、「司法書士って意外と色々なことができるんだなぁ」という印象を持っていただけたら幸いです。
「司法書士」は、皆さまの大切な財産に関するご相談ごと、お困りごとについてお手伝いできることが意外とたくさんあるのです。
もちろん、司法書士ができることには限界もあります。
140万円を超えるような紛争案件については弁護士が、税金に関することは税理士が・・というように、ご相談の内容に合わせて、その道のプロにしかできないことがあります。
ですが、皆さまが抱えているお悩みごとやお困りごとについて、どの専門家に相談したらよいのか分からないことも多いでしょうし、ご自身に合った専門家を選ぶことは至難の業かと思います。
その様な場合には、まずはアット.法務オフィスにお気軽にお問い合わせください。
ご相談が早ければ早いほど選択肢が多くなり、防げるトラブルはたくさんあるでしょう。
また、少し時間が経ってしまったとしても、まだお手伝いできることがあるかも知れません。
是非とも、司法書士をご活用ください。
著者
稲葉 尚士(いなば たかし)
神奈川県司法書士会所属
登録番号:第1111号
簡易裁判所訴訟代理権
認定番号:第302030号
担当分野:相続業務全般、債務整理